2024年

3月

18日

新しい風

くまから宿泊業をCLOSEしてから、3ヶ月が経ちました。
3月15日には、住み慣れた鎌倉の地を卒業し、新生活がスタートしました。

 

もう、くまからの電話は繋がりませんが、おかげさまで私たちは元気にしております。

 

この数ヶ月の間、ありがたくも「挨拶に行きたい」とのお声を沢山頂戴いたしました。

にもかかわらず、なかなかお応えできずにいました不義理をお許しください。

 

様々な準備と後片付けに夢中で、毎日毎日、精一杯動き続けていたら、いつの間にか引っ越しの日を迎えることになっていました。

 

 

間もなく春分。

宇宙元旦ですね。

 

皆様はどんな春をお過ごしでしょうか?

 

同じ星の、同じ空の下より、

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

そして、地球の平安を願います。

 


またどこかでバッタリとお会いできたら楽しいですね。

これまで、本当に本当にありがとうございました。

 

 

 

 


 

〈 写真 〉宮古島・西平安名崎

 

 

 

 



 

 

2024年

1月

07日

ちいさな命

 

2024年。
皆様が、少しでも多く、心穏やかな時間をお過ごしになれますよう、お祈り申し上げます。

 

 

 

 

最近は、庭を眺めながらゆったりと過ごす時間を

とてつもなく尊いことに感じます。

 

屋根と壁に守られ、
鳥と風の音に耳を澄ませながら

あたたかいごはんをいただける幸せ。

ありがとうございます。有り難う御座います。


___

 

くまからは、2023年12月31日付で宿泊業をたたみました。
10年6ヶ月間、お客様にくつろいでいただいたソファで過ごす朝が、とても新鮮です。

 

窓外を眺め、木の枝や蓮鉢に鳥が止まったら、
手元のコーヒーの傍に置いている双眼鏡で、鳥を観察します。

 

 

ヒヨドリが、くちばしを器用に使って水を飲みに来ました。

メジロは懸命にサザンカの蜜をついばんでいます。
シジュウカラは、サルスベリとサツキの茂みをお喋りしながら行ったり来たり。

 

双眼鏡を通すと、庭での出来事は、まるで別の星の事のように感じられます。

 

___

 

もうすぐ、こちらで過ごす朝も、新しい持ち主さまにバトンタッチです。

 

人とのご縁、時とのご縁、場所とのご縁、

たくさんのご縁が奇跡の連なりのように織られながら、

人生は進んでいくのですね。

 

 

 

心を寄せてくださった皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

おひとりおひとりに、直接お伝えしたいことがたくさんありますが、もうしばらく見守っていただけましたら幸いです。

 

 

〈 写真 〉双眼鏡の中の世界。蓮鉢にヒヨドリ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年

12月

23日

[2013−2023]ありがとうございました

2023年、ありがとうございました。
皆様が、お健やかに佳いお年をお迎えになれますよう
同じ空の下より願っております。

 

 

【大切なお知らせ】

 

くまから宿泊部門は、12月22日をもちまして、長いお休みに入ります。

具体的には、鎌倉大町での営業は卒業致します。

 

突然のことのように捉えられるかと存じますが、

たくさん考えて出しました前向きな答えで、

また自然の流れです。

 

ご理解いただけましたら幸いに存じます。

 

たくさんのお客様と、旅の時間を共有させていただいた思い出をお守りに、

ここからまた新しい人生のストーリーを紡いでいきます。

 

2013年オープン以来10年余り、
ご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。

 

また支えてくださった皆様にも、

衷心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 〈 写真 〉くまからスタッフルームのエバーフレッシュの花

 今年はたくさん咲きました。

 花言葉:歓喜 胸のときめき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年

11月

30日

鎌倉の祇園山

くまからから徒歩7分程。
八雲神社にお参りして、境内脇より「祇園山ハイキングコース」へ入ることができます。

 


歩みを進めてぐんぐん登って行くと、10分程で展望台に到着。

大町の町並みや由比ヶ浜など相模湾を一望し、ほっと一息、深呼吸。

さらに北の方へ進めば30分程で東勝寺跡の方へ下りることができます。

祇園山ハイキングコースは、

2019年の台風で大きな被害を受け、通行止めが続いていましたが、

2023年4月1日より通行再開となりました!

 

海と山に囲まれた鎌倉らしさを感じられる時間をお過ごしになれるかと思います。

機会がありましたら、ぜひ歩きやすい靴でお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年

10月

29日

月−地球−太陽

10月の望月。

雨が強く降った後の月は煌々と輝き、

その混じりけの無いまっすぐな光を見つめていると、吸い寄せられそうに、手が届くのでは無いかという錯覚に陥りました。

くまからの庭の木々を照らし、草の上にも優しい光と影が落ちていました。

 

月と地球と太陽が一直線。


部分食の時間は明け方。

近くに寄り添う木星が見守っていたことでしょう。


西の空に沈んだ後、再び雨が降りました。

雨が、舞台の緞帳(どんちょう)の役割をしているように感じました。


空が舞台で、地球が客席。


地球が宇宙が平和でありますように。

多くの人々が心穏やかに空を見上げることができますように。

 


それには、

自分の心の内を平和にすることからかもしれません。


 

寒暖差の大きい時期。

皆様、お身体を大切にお過ごしくださいね。


 

 

 

 

 

 

2023年

9月

29日

足元の秋

身近な場所で出会った、小さな秋の風景をいくつかご紹介します。

 

まずは、鎌倉駅より徒歩3分の大巧寺の水引(ミズヒキ)。

糸のような細い花茎に小さな花を咲かせるタデ科の多年草。

お正月飾りや慶事の熨斗(のし)に添える水引に似ていることから、この名前で呼ばれるようになったそうですね。
赤い花が一般的ですが、白い花はギンミズヒキと呼ばれ、二種類揃って見つけると、なんだか嬉しくなる草花の一つです。

花言葉は「慶時」「感謝の気持ち」「喜び」。

 

 

 

本堂脇には咲きかけの彼岸花(ヒガンバナ)。

こちらも紅白で隣り合わせ、参拝客をお出迎え、お見送り。
ヒガンバナの、いくつかある花言葉の中で気に入っているのは、

「また会う日を楽しみに」。

 

 

開く前の花弁の中には、赤い雌しべと黄色い雄しべがぎっしり詰まって透けていて、

咲く様は、まるで花火が弾けるよう。

生命の力強さと儚さを同時に感じます。

 

 

足元の風景を見つめる時間。
車や自転車での移動では味わえない至福のとき。

 

時間に余裕を持って、歩くことを楽しむひとときを持てると、心にも余裕が生まれるような気がします。

 

 

鎌倉郵便局の前、若宮大路沿いでは秋桜(コスモス)が見頃を迎えています。

オレンジ色に囲まれながら、一際目を引いたのは黄色の花。

西陽が花びらを透かして輝いていました。

花言葉は「自然美」。

 

 

忙しいと、ついつい効率を重視してしまいますが、ちょっと立ち止まって、自分の身体や心と向き合う時間を持つことはとても大切ですね。

 

自然の中に身を置いて向き合うことで得られる、五感が洗練されていく感覚。

鎌倉には、それを味わえる場所がたくさんあります。

海、山、神社、お寺、教会、……

 

くまからは当面お一組様限定でご予約を承っております。

ごゆっくりお過ごしになりたい方におすすめです。

お子様とご一緒でも、お一人でも。

ビジネスでも観光でも、他の御用事でも。

 

皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年

8月

29日

bouquet

くまからの庭の夏みかん。
葉の裏を擦ると爽やかな良い香り。
春に花を終えた後の実が、太陽をいっぱい浴びて、まるまる育ってきました。
これから秋冬に向けて、黄色に染まってゆくのが楽しみです。


 

夏休みのご家族旅行でリピートしてくださっているお客様から、お花束のプレゼントをいただきました。
足の骨折・入院・手術・退院を経験した調理長に、励ましの贈り物です。
その日は、ちょうどリハビリが一段落したところでしたので、感極まりました。
温かなお心遣いに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ひまわりのように明るい笑顔のお客様、元気をくださりありがとうございました。
お帰りになった後も、私たちはしばらく余韻に浸っていました。

 

 

 

 

こちらは、過日、くまから10周年に、お客様よりいただいたお花束です。
リピーター様の素敵なお心遣いに、
「いらっしゃいませ」とお迎えする側にもかかわらず、

「ただいま」と言いたくなってしまうような温かさに包まれました。
来ていただけるだけでも嬉しいことなのに、本当に本当にありがとうございました。

おもてなしで、お返しできるよう精進いたします。

 

 

今年の夏も、さまざまな場所からお客様が足を運んでくださいました。

フランスよりお一人でのご旅行で。
ベルギーよりご夫婦でのご旅行で。

中国より、お友達とのご旅行で。

いつものご家族旅行で。

初めての鎌倉旅行で。

 

……


みなさまの旅の一ページに、ほんの少しでも彩りを添えられたなら幸いです。

 

しばらくは、お一組様限定でご予約を承っております。

ごゆっくりお過ごしになりたい方におすすめです。

空き室等、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

2023年

7月

31日

茶柱探検隊

昨年秋より「茶柱探検隊」というフリー冊子に、配布スポットとして、くまからをご紹介いただいています。

 

発行元のデザイン会社、ウエイド様によりますと、

 「茶柱探検隊」は皆様との人間交流の「場」の提供を目的にして発行している季刊誌。

 

 日本のおもてなしの始まりはお茶。

 そして、そのお茶にまつわる迷信である

 「茶柱が立つ」幸運にちなんで、

 一本の茶柱のような存在で

 皆様に幸運を配信できれば、

 

との思いから発行しているそうです。素敵ですね。
写真・イラストもたくさん、様々なジャンルの記事で溢れ、読み応えのある冊子です。

 

 

くまからは、今のところ神奈川県唯一の配布スポットです!

客室に置いていますので、欲しい方はご自由にお持ち帰りください。

 

先輩配布スポットの、「そば・料理 ありまさ」さんの女将さんが「茶柱探検隊」に連載中の「蕎麦屋の女将さんが聞いた本当の話」に、友人がインタビューされ掲載されたことがご縁の元でした。

 

ありまささんは、東京・緑ヶ丘駅前にあります。

自由ヶ丘からお散歩しながら向かうのもおすすめです。

居心地の良い空間で、お蕎麦だけでなくカレーも素晴らしく美味しいです。

 

 

 

 

たくさんの方々に支えられて、くまからの今があります。

お世話になっている方、ご縁を繋いでくださった方、いつもいつもありがとうございます。

 

 

百日紅が咲くと梅雨明けのサイン!

むかしの人の言う通り、

くまからの庭の百日紅が咲いた数日後、気象庁が関東の梅雨明け宣言をしました。

 

 

夏休みの方もそうでない方も、水分多めにとりながら、お健やかに、どうぞ素敵な夏をお過ごしになれますように。

同じ空の下、同じ星より願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年

6月

30日

10周年

おかげさまで、鎌倉・大町のB&Bくまからは、6月15日に10周年を迎えました。

 

環境の変化、情勢の変化を経験しながら、常に新しい体験をできましたことは、かけがえのない宝物です。

 

リピートしてくださるお客様、

初めての鎌倉旅行のご滞在先にくまからを選んでくださったお客様、
ビジネスでご利用くださったお客様、

ご近所の方々、見守ってくださった方々、

くまからに関わってくださった全ての方々に、

心より、ありがとうございます。

 

 

久しぶりの休日には、寒川神社へお参りに行きました。

相模國一之宮と称され、全国唯一の八方除の守護神です。

公道から一歩踏み入ると、清々しい空気を体いっぱいに吸い込むことができます。

 

今から138年前の明治18年(1885年)、遠戚である甘露寺義長さん(1852-1917)が宮司をお務めになっていたこともあり、時を越え思いを馳せ、今ここに生きる喜びを感じながら心を調えるひととき。

背筋が伸びつつもリラックスした時間。

 

 

ずっと気になっていた熊澤酒造さんへ伺うことも叶いました。湘南唯一の蔵元です。

それぞれ素敵な建物の、

工場・酒蔵・レストラン・カフェ・ギャラリー・八百屋さんなどが程よい距離感で佇む、古き良きものを大切にしながら自然と調和した空間に五感が揺さぶられました。

ちなみに、寒川神社の参拝記念として参集殿で購入できる「相模のしずく」も、熊澤酒造さんのお酒です。

 

 

 

くまからから国道134号線へ出て、海を眺めつつ1時間ほどドライブすると会える風景。
おすすめです。

 

 

私たちも、唯一無二のお宿を目指して、気持ち新たに歩みます。

11年目のくまからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

2023年

5月

31日

根の力

くまからの玄関アプローチの夏蔦(ナツヅタ)。
冬には葉を落として、枝だけしか見えていなかったのに、春に芽吹き、みるみる青々と繁っていく様子を目の当たりにすると、その生命力に圧倒され、根っこの力を感じます。

 

 

近況ですが、ご心配いただいていました調理長のケガというのは、足の骨折でした。
手術は無事成功し、2ヶ月の入院を経て、みるみる快復しています。

当たり前だと思っていた、ひとつひとつの動作を改めて愛おしく感じる日々です。

気にかけてくださった皆様、あたたかく見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

突然の事故により、大変なこともありましたが、色々なことを見直す良いきっかけとなり、学びや気付きも沢山ありました。

植物に例えるなら、根っこを張り巡らせる期間でもあったようです。

 

よりパワーアップした根っこを大切にしながら、この夏蔦のように生き生きと、日々、命いっぱい過ごすことが私たちの目標です。

 

今後とも宜しくお願い致します。

 

 

7月27日からは、「かながわPay(第3弾)」が始まりますね。
くまからも参画しています。
夏休みのご宿泊予約も、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年

4月

27日

材木座

くまからから徒歩15分ほどで、材木座海岸へ。

砂浜に出てから、さらに東の方(逗子方面)へ進んで行くと、晴れた時には西の方(稲村ガ崎の方向)に富士山を見ることができます。

この時期はまだ雪が残っていますね。

 

春の海は、空の青とのコントラストが穏やかで、そこに臨む富士山は、おおらかで、こちらを優しく見守ってくださっているような印象を受けます。

 

 

材木座については、

明治期に海水浴場となり、夏目漱石の『こころ』に描かれて有名になったそうです。

また、名称は鎌倉時代に鎌倉七座(米座、相物座、博労座、炭座、材木座、絹座、千朶積座)という商工組合があり、これに由来するそうです。

 

「座」がつくと、星座のようでもあり、個人的には心惹かれるネーミングです。

大潮の干潮時だったので、星のようなヒトデにも、たくさん会えました。

 

 

 

夏休みシーズンには海水浴場が設置され、賑やかになりますが、オフシーズンの海岸も良いものですね。

 

くまからでは、朝、お散歩にお出かけになるお客様もいらっしゃいます。

 

皆様の鎌倉旅行のサポートをさせていただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年

3月

28日

卒業

くまからの玄関アプローチのツタの新芽が次々と顔を出し始めています。

一雨ごとに葉が生長し、朝と晩で景色が変わってゆきます。

 

先日、お弁当販売の臨時休業をし、大切なお客様にご迷惑をおかけしてしまいまして、誠に申し訳ございませんでした。
調理長が大きなケガをし、ただいま、一生懸命に快復に努めています。

 

ケガをした現場で助けてくださった方、モモサワ生花店の皆様、心より感謝申し上げます。
直接お礼をお伝えすることが叶わなかった方もいらっしゃり、心苦しいですが、本当にありがとうございました。

 

そして、お弁当のキャンセルに快く応じてくださったお客様、

ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、温かいお言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

2021年、コロナ禍で始めたテイクアウトのお弁当販売でしたが、この度、節目をつけて一度休業致します。

再開は未定です。

形態を変えて営業する可能性もあります。

またの機会がありましたら、その時はどうぞ宜しくお願い致します。

 

これまで、くまからのお弁当をお買い上げいただきましたお客様、本当にありがとうございました。

私たちは、お手紙を書くように、お客様の顔を浮かべながらお弁当作りをすることが、本当に楽しくて嬉しかったです。

 

なお、ご宿泊のお客様の朝食は、オーナー自ら手がけます。

野菜ソムリエの資格を持つ調理長より細やかなアドバイスをもらいながら、一日の始まりの朝食を丁寧にお作りします。

オーナーも調理師免許を持っていますのでご安心ください。

 

 

 

卒業の春。

入学の春。

巣立ちの春。

いつもの春。

新しい春。

 

記念のご旅行先に、くまからをお選びいただいたお客様、ありがとうございます。 

 

皆様はどんな春をお迎えでしょうか。

 

新生活への不安がある方も、ドキドキをワクワクに変えて、一歩一歩着実に。

「今」しかできない経験、過ごし方を大切に、大切に。

 

素敵な春でありますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年

2月

28日

窓と坪庭

 

くまからの坪庭を見守る空。

呼吸を調えたいとき、ふと見上げます。

 

切り取り方によって、多様な見え方をする風景は、

角度を変えて物事を見つめる大切さを教えてくれるようです。

 

 

 

バスルームから見える坪庭の向こうは廊下。さらに庭。

 

 

くまからのバスルームは開放感たっぷりです。

朝やお昼間、明るい時間に利用するのも気持ちの良いものです。

ブラインドが設置してありますし、夜はシャッターも閉めますのでプライベートは守られます。

 

 

 

こちらは、お一組様限定でお過ごしいただける空間です。

ご自分のおうちのようにくつろぎながら、旅先の特別な時間をお過ごしいただけたら幸いです。

 

皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年

1月

31日

冬から春へ

暦の上では間もなく、冬から春へバトンタッチですね。
ご近所さまから分けて頂いた水仙を、お隣さまより頂いた千両と合わせ生けてみました。
ラッパのようなお花と、赤い実と濃い緑色の葉が、陽気な音楽を奏でてくれているようです。

 


冷え込む朝には、霜柱をガリガリ、ゴリゴリと踏みながら庭仕事。

土を持ち上げながら立つ霜の力強さを、足裏で感じます。

 

 

庭の隅っこで、1,5cm程のミニバラが開き始めていました。

寒い時期のお花は貴重に感じられ、眺め入ってしまいます。

朝露の雫に写る世界も神秘的。


すべてが平安でありますように。

改めまして、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

皆様のご多幸をお祈りしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年

12月

26日

2022-2023

冬至を迎え、一陽来復。

 

鎌倉では、クリスマスに教会が賑やかに彩られたあと、神社・仏閣では大晦日・新年に向けて、準備が進んでいます。

くまからは、お弁当販売は12月21日が年内最後の営業でした。
いつも流動的な営業にご理解いただき、見守ってくださり、お客様には感謝の気持ちでいっぱいです。
今年もありがとうございました。

新年は1月11日より営業致します。


年末年始は、ご旅行にいらっしゃるお客様に、安全に安心してお過ごしになっていただけるよう、精一杯準備してお迎え致します。


本年も、皆様のご厚意にあずかり、ここまでやってくることができました。


寒さはこれからが本番ですね。
暖かくして、お身体を大切に、良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年

11月

22日

もゆる葉きらり

先日、ふとしたきっかけで、山梨県北杜市へ出かけてまいりました。

紅葉が見事で、青空に映える赤や橙、黄や黄緑が眩しく優しく心に届きました。

冬の晴れた朝は、光のコントラストが強いですね。

葉を落とした木々の影が濃く、間接的に枝を愛おしむ時間が好きです。

 

落ちた葉の織りなす彩り豊かな自然のじゅうたん。
踏むと、ふかふか、ぱさぱさ。
春の新芽から初夏の青もみじ、真夏の濃い緑、秋の黄葉・紅葉、そして冬の落葉という、木々の一年に思いを馳せ、足裏からたっぷりと感じることができて、得した気分に。

 

旅先で受けた温かなおもてなしから学び、持ち帰り、私達もまた頑張ろうと思えた研修のひとときでした。

 

写真は、小淵沢のお宿からの風景。束の間ながら、ゆっくりと過ごさせていただきました。

一方、鎌倉の紅葉はこれからが本番です。
12月初旬まで、まだまだ楽しめそうですね。
覚園寺のライトアップ(12月10日まで。拝観時間:9:00-19:00)もおすすめです。



皆様のご旅行のサポートをさせて頂けたら幸いです。

お弁当営業日は少なめですが、心を込めてお作りします。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

・12月のおべんとう営業日:2日(金),9日(金),16日(金),21日(水)の4日間です。

 

・ご宿泊:くまからは、全国旅行支援「いざ、神奈川!」に参画しています。

 

 詳しくは、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年

10月

31日

いろどり

秋晴れの日、空を仰ぐと、プラタナスの黄色が濃い青空にキラキラと映えていました。
黄緑と黄色のグラデーション、それから、よく見ると実もついていて、しばらく眺めていたい風景でした。

 

忙しいときほど、心を亡くさないよう、

深呼吸、心呼吸が大切ですね。

 

 

早朝に眺める南天の実。
鳥がついばみに来たため、実が減っていますけれど、それも含めて好きな風景です。

真っ赤になる過程の薄い赤色が少し爽やか。
あちらこちらで秋の深まりを感じるようになりました。

 

 

 

夕焼け空が美しかった日には、くまからも西陽を受けて、茜色に染まりました。

 

皆様はどんな光の中お過ごしでしょうか。
優しく穏やかな光に包まれていますように。
同じ空の下よりお祈りしています。

 

 

・11月のおべんとう営業日:4日(金),11日(金),25日(金)の3日間のみとなります。

 少ない営業日ですが、よろしくお願い致します。

 

・ご宿泊:くまからは、全国旅行支援「いざ、神奈川」に参画しています。

 11月分のご予約受付は終了致しました。

 12月、お時間の合うお客様、ぜひご利用くださいませ。

 詳しくは、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

2022年

9月

30日

秋の光

秋分を迎え、昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなる頃。

太陽の光の具合も、秋らしくなってきました。

 

 

くまからの庭では金木犀が咲きました。
金木犀は、花がとても小さいからか、咲いたことを目で確認するより前に、香りで気づくことのほうが早い不思議な木だと感じます。

 

皆様はどんな秋をお楽しみでしょうか。

 

寒暖差が大きいこの頃ですので、お出かけの際は、調整できる服装が良いですね。

また、鎌倉散策には、歩きやすい靴をおすすめしています。

 

 

10月1日からは、「鎌倉応援キャッシュレス割引キャンペーン」が始まります。
(12月31日まで。※ただし、予算がなくなり次第終了。※追記:11月22日に終了しました。)

 

QRコード決済(auPAY・d払い・メルペイ・Alipay・WeChatPay・ユニオンペイ)にて、

平日は20%、土日は10%、その場でお値引き致します!

 

ご宿泊のお客様だけでなく、お弁当をお求めのお客様も、もちろん、お使いいただけます。


ひきつづき「かながわPAY」(auPAY・
d払い・RPay・はまPay)も、ご利用いただけます。

お気軽にお問い合わせくださいませ。
(※10/31追記:かながわPAYのポイント付与は、予算に達したため終了しました。)

 

皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

2022年

8月

31日

くまからの朝食

この夏は、お子様連れのお客様も多く、たくさんの朝食をお作りすることができ、私達も楽しませていただきました。

くまからの朝食は、鎌倉野菜を軸に、20種類から30種類の旬の素材を、野菜ソムリエの資格を持つ調理師が、手間を惜しまず丁寧にお作りしています。

写真のプレートのほかに、

トースト、ジャム、ジュース、コーヒー、紅茶、ハーブティー、季節のフルーツとヨーグルトがつきます。

 

小さなお子様のプレートには、さつまいもとりんごのレモン煮を加えたり、食べやすく工夫させていただいています。

 

また、一人旅を満喫しにいらっしゃったお客様、遠方から自転車でいらっしゃったお客様、ご友人との久しぶりの再会先にくまからを選んでくださったお客様、ビジネスでご利用のお客様、

……それぞれの朝に、ほんの少しの彩りを添えられていたのであれば幸いです。

 

 

皆様の旅の一部になれることが、私達の喜びです。

 

蝉の声が賑やかだった庭には、鈴虫、マツムシの声が混じり、いよいよ秋本番です。
季節の変わり目、お体を大切にお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年

7月

15日

3年ぶりの「 」

鎌倉大町八雲神社例大祭「大町まつり」が、7月9日,10日,11日と開催されました。

3年ぶりに露店が出て、そのプチ縁日に向かう浴衣姿の子どもたちの風景は、平和を感じさせてくれて嬉しいものでした。
安全を最優先にとの観点から、まだ規模を縮小しての開催でしたが、お囃子の音に胸が高鳴ると同時に心に平穏が訪れ、不思議と3年前にタイムスリップしたかのような錯覚にも陥りました。

 

以前、当たり前だと思っていた風景も、今では奇跡の連なりです。

 

 

7月11日は、庭の蓮の花が咲きました。

こちらも3年ぶり。2019年以来です。

 

さわかで上品な良い香り。
嗅覚は脳に直結しているからか、香りが呼び覚ましてくれる記憶にいっきに連れて行ってくれて、あっという間に3年前に時間旅行できました。

 

「漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)」という品種の八重です。

 

2日目(7月12日)。鮮やかだったピンク色から透き通っていく姿が儚げで、花びらをいっぱいに広げる様子が本当に美しいものでした。
蓮は2日目が最も美しいと言われることにも納得です。

 

4日目には散るはずが、遠方からいらっしゃるお客様のご到着を待ったいたかのように、粘って咲いてくれたようで、そのことがとても嬉しかったです。

泥の中から咲く蓮の姿に、
どのような環境の中でも、周りに染まらず清く正しく生ききることを、改めて教わった数日間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年

6月

15日

くまから9周年

おかげさまで、くまから は 9周年、

テイクアウトのお弁当販売は、1周年を迎えることが出来ました。

2013年にB&B(Bed&Breakfastの略)としてオープンした【くまから】は、

昨年より【Bed&Breakfast 時々 Bento】というスタイルに。

 

オープン当初は、3つめの「B」が加わるとは想像もしていませんでしたが、世界情勢に鑑みて試行錯誤の結果、お弁当販売に辿り着きました。

始めてみますと、地域の方々にB&Bを知っていただく良い機会となったり、ご宿泊のお客様がお弁当をお求めくださったり、良い相乗効果が生まれ、新たな気付きがありましたことを嬉しく思います。

 

 

ご利用くださる大切なお客様、また、
見守ってくださる全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。


安全と安心を軸に、皆様の
ここからまた始まる新たな一ページに、ほんの少しの彩りを添えられるよう、励みます。

10年目のくまからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

梅雨時、寒暖差の大きい日も多いですが、お体を大切に、心に栄養を忘れずに、皆様が穏やかな日々をお過ごしになれますように。
同じ空の下より願っています。

 

 

 

 


〈 写真3枚目: 6月9日撮影の月齢9.6歳の月 〉

 

 

 

 

 

 

 

2022年

5月

31日

夏立ち、小さく満ちる

 

日本の暦、二十四節気で、2022年は 

5月5日に「立夏」、21日に「小満」を迎えました。

 

 

この時期、くまからの庭は緑濃く、ラウンジからの風景も日毎に移り変わります。
立夏の頃は、つつじの花、春もみじ。
小満の頃は、さつきの花の彩り。

 

 

蓮(はす)もみるみる伸び始め、
百日紅(さるすべり)の枝葉はぐんぐん成長していきます。

 

 

夏みかんの白い花は、ジャスミンのような良い香り。

 

 

庭仕事、みかん仕事、梅仕事の季節。

自然の中に身をおいて、日常の中に自然を取り入れて、
五感をフル活動させた後は、頭も心もすっきりします。

溢れる情報に疲れてしまった時には、体を動かすとバランスがとれますね。

 

 

 

剪定後の楽しみも色々。


5月、ありがとうございました。

小さいながらも、新しい試みもありました。

来月もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年

4月

22日

花まつりの日に

エバーフレッシュの花が咲きました。
2013年、開業祝いにいただいてから9年。初めてついたお花です。
発見したときには、流れ星を見つけたときのような高揚感が溢れ、しばし興奮しました。

花言葉は、「歓喜」と「胸のときめき」。
まさに!です。

 

 

4月8日(花まつりの日)に咲いたので、何だか特別な気がして、感慨もひとしおです。
花まつりは、お釈迦様の誕生を祝う日。
また、かつて私達の大切な家族だった、ウサギのらーくんの命日でもあります。
らーくんは、人間に例えると100歳の大往生で、2016年に天国に旅立つまで、様々な国のお客様に可愛がっていただきました。

今年は、大町の妙本寺での「花祭り(釈尊降誕会)」の様子をお客様から写真付きで教えていただくことが出来ました。
(妙本寺は、くまからより徒歩10分。季節ごとに様々な表情を味わえるお寺です。)

 

 


尊い命に思いを寄せ、健康を願う日。
地球の健康と平和も願いました。


4月22日、
Earth Dayに、花まつりの日を振り返ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年

3月

31日

巡る季節

今年も春が来ました。

桜が咲くと、人々の視線は自然と上へ向きますね。
花を眺めている人を眺める時間は平和で心が平らになります。

3月中旬、鶴岡八幡宮の境内で、背の高い桜が華やかでした。

 

 

久しぶりに訪れた円覚寺には、陽が燦々と降り注いでいました。

歩き進めた一番奥の黄梅院は、第十五世夢窓疎石(夢窓国師)の塔所。
三椏(ミツマタ)が咲いていました。ミツマタは和紙や紙幣の原料です。

 

 

こちらは、修行僧の坐禅道場でもあります、選仏場道内からの風景。


円覚寺では、一般の方向けにオンライン坐禅会も行っているそうです。
https://www.engakuji.or.jp/zazen/

時勢柄、溢れる情報から意識的に距離をおいて、自分の内面を見つめる時間は大切ですね。

情報の取捨選択を心がけながら、新年度をバランスよく歩めますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年

2月

27日

雪の日に梅ほころぶ

先日、雪の降る朝、庭の老木の白梅が咲きました。

こちらの幹は半分は枯れているのですが、毎年きちんと花がほころぶことに、驚き、背筋が伸び、尊敬の気持ちが溢れます。
何より、誰に媚びるわけでなく、庭の端でひっそり凛とした佇まいであることに、感動します。
冬の寒さがあってこそ、花が開くのですね。


庭に入ってすぐ右側です。中に入らないと分からないのですが、時間の許すときに、お客様と共有できることが喜びです。
お弁当をお求めのお客様、よろしければ、ちらりと覗いていってくださいね。

 

 

ムスカリはアプローチに植わっています。
春の光を浴びながら、お客様をお出迎え、お見送りしています。

 

 

 

 

休みの日、森戸の海で過ごす時間は、ゆったり心地好いものでした。
束の間でも、波の音に包まれながら ぼーっとすることは、頭と心の栄養になるようです。

 

 


皆様と皆様の大切な方が、お健やかに春をお迎えになれますように。
同じ空の下より願っています。